貧血と頭痛の関係性は?吐き気・めまいの対処法を紹介!

貧血と頭痛の関係性は?吐き気・めまいの対処法を紹介!

貧血

貧血は、酸素を全身に送る血液中の赤血球やヘモグロビンが減少し体が酸素不足の状態のことを言います。
そして、体の中に酸素が十分にいきわたっていないと、頭痛や吐き気、めまいなど様々な不調を引き起こす原因となっています。
ですので、ここではなぜ貧血が起こるのか、貧血による頭痛や吐き気、めまいなどの症状から身を守るための対処法などを紹介します!

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貧血とは?種類は4つ

貧血

 

血液の1番重要な役割は、酸素を全身に運搬することです。
そして、その血液中の赤血球の中にある『ヘモグロビン』が酸素を運ぶときに重要な役割を担っています。
ですので、血液が酸素を運搬する能力は、ヘモグロビン量の多い・少ないで決定します。

 

赤血球やヘモグロビンの量が正常より少なくなると、体内に酸素が十分にいきわたらなくなり身体に様々な不調を引き起こします。
これが貧血のメカニズムです。
ですが、一言で「貧血」といってもその種類は様々です。

 

貧血の種類は大きく以下の4つに分けられます。

 

鉄欠乏性貧血

貧血

 

貧血の原因の中で最も多いのがこの鉄欠乏性貧血です。
実に貧血の60〜80%の人がこの鉄欠乏性貧血であるといわれています。
ダイエットや不規則な生活をすることにより食生活が乱れ、鉄分が不足しヘモグロビンが作られなくなって起こることが多いです。
他にも、この鉄欠乏性貧血では、生理過多や痔、がんなどによる消化管からの出血が原因の場合もあります。
また、男性で貧血の症状がある場合には消化管に異常が出ている可能性があります。

 

悪性貧血

貧血=鉄分不足、と思われがちですが、実は赤血球が作られるためにはビタミンB12や葉酸も必要不可欠なのです。
当然不足すると貧血になってしまいます。
これが悪性貧血です。

 

この悪性貧血には、不足している栄養素やその他の原因に応じて2つの原因があります。

 

ビタミンB12欠乏性貧血

貧血

 

読んで字のごとく、ビタミンB12が不足することが原因で貧血症状が現れる病気です。
ビタミンB12は、胃で吸収されてカラダにいきわたり赤血球を作ってくれるわけですが、胃がんなどで胃が切除されていたりなど、胃が正常に機能していないとビタミンB12はしっかり吸収されなくなってしまいます。
そのため赤血球が作られず貧血になるのです。

 

葉酸欠乏性貧血

貧血

 

体内の葉酸が失われて貧血が起こることを葉酸欠乏性貧血といいます。
葉酸というのは通常の食生活を送っていれば不足することはあまりないと言われています。
しかし、ダイエットや偏食、アルコールの取りすぎなどが原因で葉酸が不足し赤血球が作り出せなくなり貧血になることがあります。

 

溶血性貧血

通常であれば赤血球の寿命は120日程度なので、普通の生活を送っていればこの溶結性貧血になることは少ないです。
ですが激しいスポーツや外的な要因などで赤血球が壊れ、ヘモグロビンがたくさん流れ出してしまうことで起こる貧血もあります。
これを溶血性貧血といい、マラソン選手や長距離歩行のスポーツ選手に起きることが多いといわれています。

 

再生不良性貧血

再生不良性貧血とは、血液を作るために重要な役割をもつ骨髄が機能低下を起こしてしまい赤血球や白血球などの血球自体が作られなくなってしまう病気のことです。
これは難病に指定されており、お医者さんに掛かって治療してもらうしか対処方法はありません。

 

貧血の症状は?

貧血の代表的な症状は9つあります。

 

頭痛

頭が重く感じられたり、心臓の音と同じくらいの感覚でズキズキと痛むような症状が現れます。

 

吐き気

貧血により消化器系がうまく機能しなかったり、また、めまいで頭がふらふらして三半規管がおかしくなり吐き気を催すことがあります。

 

めまい

スッーっと血の気の引く様な感覚があり、めまいの種類によってふわふわ・くらくら・ぐるぐるするといった様々な症状を引き起こします。

 

立ちくらみ

急に立ち上がったときに目の前が真っ暗になるような感覚に陥るのがよくある症状です。

 

耳鳴り

周囲でなんの音もしていないのにも関わらず、自分の耳で異常な音を感じてしまう症状です。
ブンブン、ゴロゴロ、ザーザーという音がしますが、特に貧血が原因の耳鳴りの場合は、心臓の拍動と一致した音で鳴ることが大きな特徴です。

 

動悸

安静にしているのに胸が突然ドキドキしてきたり、速く強く鼓動したりするのが主な症状です。

 

息切れ

貧血状態では全身に必要な栄養や酸素が届けられないため軽い運動でも酸欠状態になり息が上がってしまいます。

 

食欲不振

脳内の酸素が欠乏してしまうことで食欲調節の仕組みがうまくいかなくなり、食欲が低下します。

 

朝起きられない

朝、起きなくてはいけない時間に頭がぼおっとしてなかなか起きられないのは貧血による症状であることが多いです。

 

貧血と頭痛との関係性

貧血と頭痛、と聞くとあまり関係性がないような感じがしますが、実は貧血が頭痛を引き起こすこともあります。
まず、貧血を起こすと酸素がカラダに十分にいきわたらないので全身の細胞のエンジンであるミトコンドリアが機能低下し頭痛を引き起こします。
また、脳が酸欠状態になると脳の血管に負担がかかり、周りの神経に炎症が起きるために頭痛になるといわれています。
さらに、血行不良で頭の周りの筋肉が緊張し、頭が肩こりのような症状を起こすのも貧血による頭痛の原因の1つです。

 

貧血の原因は3つ

貧血

 

貧血になる原因は主に3つあります。

血液に必要な栄養素が足りていない

貧血

 

ダイエットによる食事制限や偏食、または不規則な食生活などで本来食事によって得なければならない栄養素が十分に体に吸収されていないことが貧血のもっとも大きな原因の1つです。
貧血のために必要な栄養素は酸素を送るのに必要なヘモグロビンを作る鉄分、ヘモグロビンを守っている赤血球に必要なビタミンB12や葉酸などが挙げられます。
その他にも、日本時の食事に多い「非ヘム鉄」と呼ばれる吸収効率が低い鉄分の吸収力を上げるたんぱく質が不足していると、貧血を引き起こしやすくなります。

 

血液が体外に漏れている

貧血

 

大ケガをしたり、手術などをすると当然身体から大量に血液が失われ、貧血となる場合があります。
このように一時的で原因がはっきりとわかる場合は輸血などで血液を足してあげることで比較的すぐに貧血は改善されます。
ですが、知らずにがん、胃潰瘍、痔を患っており、少しずつ血液を失って貧血になっていることもあります。
また、女性では月経の出血で定期的にヘモグロビンを失いますから、男性より貧血を起こしやすいのです。

 

赤血球が必要以上に壊れてしまう

貧血

 

赤血球の寿命は120日ほどで古くなると脾臓や肝臓で破壊されるのですが、様々な原因があり赤血球が異常に早く壊れてしまう場合があります。
この事により、血液中の赤血球が少なくなり、貧血になってしまう事があります。
免疫異常などの病気が原因である場合もありますが、激しいスポーツをしている人や長距離ランナーなどに比較的起こりやすいです。

貧血の症状・吐き気やめまいの対処方法5選

次に簡単にできる貧血の症状の対処方法を紹介します。
知っておくと、とっさのときに役に立ちますよ!

 

貧血が起きたらまずは横になり安静にする

貧血

 

貧血の症状を感じたら真っ先にする対処法は何よりもベッドやソファーに横になるなどして安静にすることです。
体を横にして安静にする事によって、体の自律神経自体を落ち着かせ貧血をおちつかせてくれます。
さらに横になって目を閉じる事で、より早く症状が緩和されます。
出来れば、足を少し高くするとたくさん血液が脳へ行き渡り、楽になるでしょう。

 

ベルトやボタンをゆるめて血流を良くしてあげる

貧血

 

カラダが締め付けられていると血液の循環が悪くなってしまいます。
できるだけ横になると同時に下着やベルトなど、体を締め付けているものを外して、血流の滞りをなくすようにしましょう。

 

身体を温めてあげる

貧血

 

特に頭痛などを引き起こすとどうしても頭などを冷やしてしまいがちですが、血液の流れは体温が下がると悪くなってしまいます。
ですので、布団などで体を温める、または暖かい飲みものを飲むなどして対処しましょう。
飲み物は、眠りを妨げないノンカフェインのものがおすすめです。

 

直射日光を避け、快適な場所で休む

貧血

 

貧血でしんどいからといって、野外で日の当たる場所で横になってしまうと貧血だけでなく熱中症なども併発してしまいます。
また、気温が高すぎると自律神経が安定しませんので、特に夏場は直射日光の当たらない快適な場所を選んで休むようにしましょう。

 

日頃から貧血ならないための食生活を心がける

貧血

 

貧血になってしまう原因で1番多いのは何と言っても鉄分不足です。食事の中で鉄分をしっかり摂取すれば貧血の改善につながります。
鉄分の多い豚・鶏・牛のレバー、たまご、牛肉のハツ・ひれ・たん、ひき肉、アユ、鰹節、いわし、めざし等の青魚を積極的に撮るようにしましょう。
忙しくてなかなか難しい人はサプリメントで足りない鉄分を補うのも一つの方法です。

 

睡眠不足を解消する

貧血

 

睡眠不足になると体温が低下します。
そして、体温が低下すると血流が悪くなり、これが貧血の原因になります。
忙しくても1日最低6時間〜7時間半の睡眠時間を確保するように心がけましょう。
寝る時間もできればカラダが作られるといわれている「ゴールデンタイム」22時〜翌2時の時間にしっかり睡眠するようにしましょう。

 

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まとめ

貧血になると様々な症状が出ることによって、日常生活に支障をきたしてしまいます。
でもここに書かれていることを気に留めながら、貧血を改善して毎日を元気に過ごせるようにしましょう!
とはいえ、貧血は様々な深刻な病気のサインであることもあります。
まずは日常生活を見直して、それでも改善されない場合は一度お医者さんで検診を受けるようにして下さい。


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